現在位置: ホーム(1)講義録一覧(2) >パネルシアター落語まんじゅう怖い
WEBアクセシビリティ対応
ページの先頭です

平成22年4月9日
神田雑学大学定例講座N0501


パネルシアター落語 まんじゅう怖い  大空 メイ


目次

メニューの先頭です 講師プロフィール
1.はじめに枕
2.まんじゅう怖い
3.英語で落語する
4.終りに日米で受けた枕



メニューに戻る(M)

講師プロフィール

大空メイさん 生まれ:京都市右京区嵯峨野
東京女子大学卒業後日本航空にスチュアーデスとして入社。
DC4プロペラ機で国内線を乗務した後DC8ジェット機で国際線を乗務。
退社後子供相手の英語講師、専門学校の英語教師、大手旅行会社のカルチャーセンターの講師をしながら、パネルシアター落語を日本国内、海外で上演、好評を得ている。

メニューに戻る(M)

1.はじめに枕

パネルシアターを初めてみる方のために簡単に説明しますと、これは特別な布と紙を使います。
自分でこの紙に絵を描いて切り取り、ポンっとこの布を貼ったパネルに載せますと、これピタッとくっつくんです。便利なものが出来ました。
パネルシアターの小道具説明 これを使って自己紹介をしますと、私は毎日こんなオートバイに乗って走り回っております。
これはヤマハのアプリオというんですけれども、このヤマハのアプリオに大きなお相撲さんが乗るとどうなるか?「デカプリオ」という名前に変わるわけです。(爆笑)

このように落語というのは、落語の前に枕というのをやります。いくつか私、枕を用意しているのですが、ほとんど江戸時代の話だと思ってください。
あるお寺に泥棒が入りました。おさい銭箱をひっくり返して風呂敷の中に入れて、首にかけて、出ようとすると門のところに立っていたのが大きな仁王様なんですね。
木で出来た仁王さんなんですが泥棒つまり、くせものを逃がすわけにはいかないというので、背中をドーンと叩きますと、泥棒はコテッとこけてしまいました。
仁王さんはこれを逃がすわけにはいかないと言うので、その背中をドーンと踏みつけて抑えたのです。
仁王が踏みつけるとおならがプッそうしたらお腹の中にガスがたまっていて、泥棒がプッ!としてしまいましたら、仁王様は「こらー、くせもの!」といったんですね。
そしたら泥棒が「におうかー」。
江戸時代の小噺です。
もうひとつ有名な小噺を。
あるところにとっても走るのが速い男がおりました。
どこかで見た顔の男なんですが、タッタッタッターと走っていきますと目の前にどこかで見た顔の男が立っているんです。
「なんでそんなに速く走ってるんだ」というと「俺いま泥棒おいかけてるんや」。
「エッ泥棒はどこにおるんや」「アッ泥棒は後ろにおる」(爆笑)

泥棒を追いかけて追い越してしまう男
この人は泥棒を追い越して走ってきちゃったんですね。

もうひとつ現代風なものをご紹介しましょう。
エスカレーターに御乗りの節はベルトにおつかまりくださーい どこかで見たことにあるオバーマーさんという方がアメリカのデパートでエスカレータに乗っておりますと後ろから誰かベルトを引っ張る人がいるんですね。
振り向くとクリントンさんの奥さんみたいな人がベルトを引っ張っているのです。
すると場内アナウンスが「皆様エスカレーターに御乗りの節はベルトにおつかまりくださーい」。(爆笑)
このように枕というのは色々な小さな小噺を集めたものですが、本題のまんじゅう怖いに入りたいと思います。

メニューに戻る(M)

2.まんじゅう怖い

これは江戸時代の話です。今の時代の話ではないですよ。
永田町ならぬ、永田藩にどこかで見たことのあるお侍が集まって、ああでもない、こうでもないとワイワイガヤガヤ。
江戸時代永田藩の侍たちワイワイガヤガヤ この人、麻生殿、こちら、小泉殿、それに、阿倍殿、福田殿、長老の塩じい、森殿、そのまんま東殿、それに、藩は違うけど、小沢殿。

しつこいようですが、これは400年前のお話。名前も顔も似た人がいたようで
そこに出て来たのが、殿様、鳩山殿。

「おっ、殿、殿。早いこと景気回復策だしてえな」
「塩じい、そんなもの すぐ出てくるわけないでしょう。」
「又、話をそらす。そんなことばかり言っていたら、次の選挙で当選しませんよ」
「アイム・ソーリー」
「そうやってすぐ謝るんだから」
「謝ってなんかいませんよ。私は総理です、と言っただけ。ねえ、皆さん。そんな堅苦しい話は後にして、好きなもん、嫌いなもん出しおうて、気分転換しませんか?」
「そんな話しをして国民が納得しますか?」
「いいの、いいの。ここは永田藩。国民には聞こえないの。最初は矢張り、長老の塩じいから。ちょいとお尋ねしますが、塩じいの一番好きなもん、なんですか?」
「ほお、好きなもん、色々あるでえ」
「色々あるでしょうけど、その中でも一番好きなもんは?」
「まあ、一番といわれりゃあ、酒といわざるをえんなあ」
「言わざるをえんはおかしいが、きましたねえ。酒、酒、酒。男らしゅうてええなあ。ところで、そのまんま東殿、あんたは?」 「私は2番目が酒です。」
「へっ?」
「2番目が酒でございます」
「あんた、ちょっとおかしいんとちがいますか?一番目を聞いているのに、なんで、2番目が酒でございますじゃ。一番目は何か、言うてみいな」
「一番めねえ。」
「そうや」
「3番目は・・・・」
「いいかげんにしいや。一番目はなんや?」
「一番ですか?そりゃ、決まってますがな。女」
「ほう、ほう。女ねえ。今売れている、こんなん、とか、こんなんとか?」
「いかん、いかん。もっと若くてきれいなひと。たとえば、仲間ゆきえさんに似たこんなひと」
「そうそう、私は若い女がいちばんすきやで」
あんた、ちょっとおかしいんとちがいますか?
「やっぱりねえ。勝手にしなはれ。ちょいと、ちょいと。そちらの人。麻生殿。あんたは?」
「私?よく、聞いてくださいました。私はねえ。誰が何といおうとも、ぜんざい」
「ほー、ぜんざいねえ。」
「ばかにしなさんな」
「誰もばかになんかしていません。」
「ぜんざいがなければ、しるこでも、ええよ」
「だれが、今くわすといいました?はー、ぜんざいねえ。甘党ですなあ。甘いもんお好きですか?」
「すきですねえ。ぜんざいに、ハチミツとシロップと砂糖と水あめかけてたべるの大好き」

「かなりの甘党ですなあ。ところで阿倍殿は?」
「私?私はめんるい。」
「ほー。そばですか?うどんですか?」
「麺類なら大福でしょうが」
「あれっ?大福は麺類でしたっけ?」
「大福は哺乳類でしたっけ?」

「アホカ。ところで小泉どんは?」
「私?私は、そうねえ。レレレ、レンコンのてんぷラララ。」
「レレレレンコンのてんぷらラララ?」
「そう、レレレれんこんのてんぷらラララ」
「どうでもええけど、やたらとおつゆが飛ぶなあ。ところで、レンコンのてんぷらのどこがいいねん」
「どこがって、あの穴じゃ」
「れんこんの穴がねえ。」
「そう、たまらんねえ」
「穴のどこがええねん」
「わからんか、てんぷらにすると、あながねえ、小さくなって、みとうしの悪くなったところから、見るのがたまらん」

「変わってるなあ。あんたはほんとに不思議な人じゃ。ところで、ニタニタしている森殿。なんや、好きなものありますかいなあ」
「ある、ある、あるでえ」
「へー、なんですか」
「言わなきゃいけないの?」
「出来たら、ぜひ・・・」
「大きい声じゃあいえないけど、これや。よめるか?」
「ばかにしなさんな。これ、この前中川殿がうつらうつらとして、答弁できんかったとき、新聞に出ていたわ。もうろうのろうの字じゃ。だから、ろう月夜」
「あほか、おぼろずきよ と読むんじゃ。」
「なんですか?おぼろずきよ。あのー、お空にうかぶお月様のこと?」
なんですか?おぼろずきよ。あのー、お空にうかぶお月様のこと? 「そうや」
「なんでやろう。」
「わからんか?」
「わからんなあ」
「朧月夜の晩にな。私が表をぶーらぶーら歩いているとね、ボーンと、足に当たるものがある。なんやろな、と思って見るとこれくらいのふろしき包み。中身をあけてみると、」
「あけてみると?」
「開けてみると、なんとお金や。」
「お金?」
「数えてみると、なんと」
「なんと?」
「56万7890円。」
「ちょっとした大金じゃないですか?」
「そや、正直もんのわしは、警察に届けた。すると、こっちが忘れかけた頃、警察のほうから呼び出しがあってね、なんですかいな、と思って行ってみると、風呂敷包みの一件。落とし主が知れん。拾うたもんのもん。お前にやる。しかしまあ、お前はこれだけの大金をポッケにないないすることもなく、正直に警察に届けた。あっぱれなやつじゃ、といって皆寄ってきて、拍手されて56万7890円もらうのが好きじゃ」

「そんなもん、だれかて、好きやで。ところで、隅のほうで、ぶすっとしている小沢どの。なにか好きなものありますか?」
「ない!」

「まったくもー。皆さん、好きなもん一つとっても、これだけ話が盛り上がるではないですか。国会の討論よりよほど面白いわ。ついでに、今度は嫌いなもんでいこか。最初に阿倍殿、なにか、嫌いなものありますか」

「私?私はへっ!へっ!へっ!」 蛇が嫌いな阿部さん
「あー、屁が嫌いなんか」
「ちがう。へっ、へっひー」
「へっひー?ああ、へびかいなあ。」
「こわーい」
「こわいかー?」
「こわいー」
「なんでえな?」
「なでって、姿がいかん。目がいかん。足も、手も無い。胴体だけで、にゅにゅにゅっと。あんなもん、議員せきでこっちを見ていたら、もう、ぞぞぞっと」

「そやなあ。こわいなあ。ところで塩じい、あんたは何が嫌いですか」 むかでが嫌いな塩じい
「私?私はむかで。」
「むかで?」
「そう、む・か・で・」
「あんなちっちゃなもんこわないいよー」
「いかーん。あれがひょっとして下駄はくいいだしたらと思うと。もうこわーて、こわーてたまらん」

「あほか。ふくちゃん。あんたの番や。嫌いなもんは、ありますか?」
「あるでー、あるでー。ありさん、や」
「ありさん?ありんこかいなあ、そんなもんこわないよー」
「こわい。あんたはありさんのこわさを知らないね。ありちゅうもんは、こっちから、チョコチョコ。あっちからもチョコチョコ。お互いが出会いなさってこちょこちょ。何かこうーお話をなさる。」
「ほうー、お話をねえ。そのどこがこわの?」
「そりゃー分かるでしょう?あの、チョコチョコお話なさっているときね、もしかして私の悪口を言うてるかも知れないと思うと、もう、こわーて、こわーて」

「あほかいな。誰か、もっとましな答えだしてーな。小泉どの」
「わたし?私はきつね。」
「キツネ?キツネのどこがこわいのですか?」
「きつね、たぬきは人をばかすというでしょう。人をばかすもんほど、こわいもの無いよ」
「あほなこといいなさんな。それって、よほど昔のはなしでしょう?」
「何をいうてんねん。証拠があるから言うてんねん」
「えっ?」
「あのな、この前のことじゃ。私は大和のおばさんのところに遊びにいったんや。」
「ほうほう」
「向こうは大和でもことに田舎のほう。あのね、おばさんが言うのにね」
「ほうほう」
「このあたりには、人を化かす性の悪い、あのね、きつねがおるよって、山の方に行ってはいけないよ。わなを仕掛けてあるからね、決して行ってはならない、おばさんはこう言いますねん」
大空メイさん講座風景
「ほー、行ってはならぬと」
「そう。でも、人間ちゅうもんは、面白いもんや。行くなといわれると余計行きたくなる。」
「そう、そう。決して見るなといわれると見たくなる」
「そうや。それで、私はブーラブーラと山の方に歩き出したんだが、日がくれだした」
「ほうほう」
「行く途中おばさんの言葉通り、あちこちに罠がしかけてある。きつねを捕らえる罠がね。おばさんの言葉に間違いはないわいと思って、順々とみていくとね、ひとつの罠から、なんとね、あの、キツネ独特の大きな太いしっぽがだらっ。出たー!きつねじゃー」
「ほうほう、それで」
「おのれ、悪いキツネめー。たたき殺してやる!それでね、横にあった大きな石をね。今まさに放り込もうとしたその時、なんと」 「なんと?」
「罠の中から、どうぞ、堪忍しておくれやす。おびえた声じゃ」
「ほー、きつねがね。人間の声でねえ。」
「そうじゃ。私は言いましたよ。お前ら人間をだましたやろ?たたき殺してやるワイ。するとね、いいえ、もう、決して悪さはいたしません。今までのことはどうぞ、堪忍しておくれやす。あなた様が命を助けて下さった暁には、あなた様が一生かかっても、見ることの出来ない珍しい物をごらんにいれますので、どうぞ、命ばかりはおたすけを!」
「ほーう。珍しいものをね。私が一生かかっても見ることの出来ない珍しいものとは、いったいなんじゃろう?よーし、命を助けてやろう。で、そりゃ、いったいなんじゃ?」
私が罠から放してやると、きつねはいいましたね。
「キツネ、タヌキは決して人に化けるところを見せません。でも、あなた様にだけ、ごらんにいれます。えらい、お手数ですが、手拍子を3つ打っておくれやす。」 えらいべっぴんや。なんや、仲間ゆきえみたいな、いい女
「よっしゃ!すると、くるくるくる。」
「へっ?」
「ええ女や」
「女?」
「色の抜けるほど白い、鼻筋がすーっと通った、えらいべっぴんや。なんや、仲間ゆきえみたいな、いい女」
「ちょいと、ちょいと、小泉殿、よだれが出ていますよ」
「みせてやりたかったなあ。惚れ惚れするでえ、というと、ちょいと兄さん。あっちから鼻の下を長ごーうした男がくるさかい、ちょいとだましてご覧に入れます。あっちの木のかげに隠れて、みてておくれやす。」
「見るってーと、なるほど鼻の下をなごーした男がひょこたん、ひょこたんとやってくるではないかいな。キツネのばけた女がすーっとその男に近づくと、耳元でなにやらぼそぼそぼそ。すると、相手の男、うれしそうに うんうんうん。二人はこうして肩を並べて歩き出した。後ろを見え隠れについていくと、田んぼの真ん中に納屋みたいなもんあってな、そんなかに二人はすっと入った。こっちも続いて入ろうとすると、ピシャッ!戸が閉まった。」
「なにするんねん、これから キツネのばけた女とあの男がどうなるんか、肝心なところや。ここを見逃してなるものかと、小屋のまわりをぐるぐるぐる。入るところがない。すると」
「すると?」
「一つの節穴から白い指がチョイチョイチョイとまねいて引っ込んだ。粋なことするやないかーと思って中をのぞいたんや。」 「ほうほう、それで?」
「すると、中は真っ暗。何も見えない。それでも、じっと覗いていると、なんやしら、くさいにおいがプーン。おまけに、なにやらばさっと顔をなでるもんがおる。プーン、バサッ。プーン、バサッ。」
「どうなってんの?」
「顔を払いのけながらじっと見ていると、いきなり、バーンと背中をたたかれて、しりもちをついた。ふりむくと・・・」
そうじゃ。馬。私、馬のお尻の穴のぞいておったんや 「何がおった?」
「馬」
「馬?」
「そうじゃ。馬。私、馬のお尻の穴のぞいておったんや」
「あほかいな。キツネにだまされておったの、小泉殿ではないかいな。」
「それからというもの、キツネがこわくて、こわくて」
「あー、あほらしい」

「あっ、そこの隅でぶすっとしている小沢殿、あんたは、どうですか?キツネがこわいですか?」
「あほか。キツネがこわくて議員が務まるか?よーそんな、ばかなこと言うてるで。人間は動物の中で一番えらいといわれているもんじゃ。」
「そうです、そうです。あなたは、いつも正しい。小沢殿は非常にお強いということはきいてます、が長い人生ひとつくらいこわいものあるでしょう?」
「こわいもんねえー。あっ、そうじゃ、そうじゃ。あれは、まだばあさんが生きておった頃じゃ。ゆかたを洗濯してな、手桶いっぱいののりを全部浴衣につけて干したんじゃ。それを着た時だけは、ほんまにこわかったなあ。」
「そりゃ、意味がちがうでしょう。そやなしに、なんぞ、こう、ぞくぞくっとする様な事あるでしょう」
「待て、待て、待て。こわいこと思い出させてくれたなあ。」
「ほー、それはなんですか?」
「おー、こわっ!ガタガタガタ。」
「そんないこわいものってなんですか?」
「ガタガタガタ、おーこわっ!いわなきゃ、いけんの?」
「ぜひ」
「どうしても?」
「どうしても」
「じゃー・・おまん・・・」
「おばん?」
「いや、おばんでなくて、おまんじゃ」
「おまんて、何?」
「おまんじゅー。あー、こわっ!ガタガタガタ」
「まんじゅう?あの、あまくて、おいしい?」
「そうじゃ。わたし、この、まんじゅうという言葉を聞いただけで寒気がするんねん。ちょいと、みなさん。私、あちらで寝させてもらうわ」
「ちょいと、皆さん。聞いた?聞いた?わて、小沢殿大嫌いやんねん。この際、嫌がらせしようか?まんじゅうという言葉を聴いただけでガタガタガタ。あの男のあんな弱み見たこと無いねえ。よーし、皆。この際みんなで、隣の部屋に饅頭いっぱい放り込んだろう。饅頭に追いかけられて、逃げ惑う小沢殿。いやー、面白いことになるよ。早よー、早−、東殿買ってきてえなあ。」
まんじゅうが怖い小沢殿
「おっ、買ってきた?放り込んで、放り込んだら、とをぴしゃっと閉めてえな」

しばらくみんなは様子を見ていたが何の音も聞こえません。

「だいぶ、たつなあ。ちょっと、様子見よか?あっ、ふとんかぶって寝ておるで。ちょいと、小沢殿。ご気分いかがですか?」
「おーい、小沢殿―」
「返事が無い。ちょいと皆さん。大変なことになったでー。小沢殿、死んでるで」
「こりゃ、えらいこっちゃ。饅頭見てショック死や。どないしよ。わてら、皆でいじめ殺したんや。こりゃー共謀罪といって、罪が重いでー。」
「みなさん、ちょっと耳をすましてえな。なんや、ボソボソ音がするでえ。」
パッ!布団をめくってみると、「あっ、饅頭くっている!」
「へっへっへ。どなた様も、ご馳走様。おいしかったでえ」
「ごちそうさまやないでしょう。あんたが、饅頭こわいと言うさかい、皆で饅頭買うてきたのに。もうー。あんたの本当にこわいもんは、何んや?」
「今度は、あついお茶がこ・わ・い・」(拍手)
メニューに戻る(M)

3.英語で落語する

さて私はよく海外で落語をするんですが、日本の古典落語を英語でするとおちが難しいんです。例えば日本一短い天国の小噺ってご存知ですか?
これは「あのようー」というんです。これ英語に直せないですよね。
色々工夫するんですが英語にするのはとても難しい。
次の小話は上手に英語落語にしていますので聞いてください。

ある花屋に男が来まして「おまえのところにどんな花でもあるか?」というと「へえおます」
「じゃーおまえのところにものを言う花はあるか?」と聞くと「へえおます。」
「ほんまかいな?」
「ためしに、花に名前を聞いてみたらどうですか」
「じゃあ、おい花!お前はなんていう名前だ?」
花は可愛い声で「カーネーション」。
次の花のところに行って「おい花!おまえはなんという名前じゃ?」
「百合でーす」
「おい、花!お前の名前は?」
「あさがお」
そして最後の花のところに行って「おい花!お前はなんという名前じゃ?」
「・・・」 「おい花屋!何も返事をしないぞ」
すると花屋が「これはくちなしでして」(笑)

このおちは英語では、

英語で落語する大空メイさん My name is Carnation.
What’s your name? What ‘s your name?
My name is Lily.
What’s you name? What’s your name?
My name is Morning glory.
What’s your name? What’s your name?
Hey, florist, this flower doesn’t answer.
Then the florist said “It’s a dry flower”.
(笑)このようになります。
メニューに戻る(M)

4.終りに日米で受けた枕

一時期とてもはやった笑い話です。
ある時、森さんアメリカに行きました。お友達が言いました。
英語小噺 森さんとクリントン 「森さん アメリカでクリントンさんに会ったらなんて言うか分かりますか?教えてあげましょう。
まず最初にHello ! How are you ? こんにちはお元気ですかと言うんですよ。
するとクリントンさんはI am fine thank you and you? 私は元気です。あなたは?と聞いてきますから、Me too! 私も元気です。と応えるのですよ。」

さあパーティでクリントンさんに会った森さんはすっかり舞い上がってしまって、Hello!How are you ? というところをHello!Who are you ? と言ってしまいます。
するとクリントンさんは頭の良い人ですから I am Hirary’s husband .と言いましたので森さんはすかさず
Me too! (爆笑)

終わり(拍手)


文責:臼井良雄
会場写真撮影:橋本 曜・臼井良雄
HTML制作:臼井良雄

本文はここまでです



このページの 先頭へ(0)

現在位置: ホーム(1) 講義録一覧 2010〜2012(2) >パネルシアター落語まんじゅう怖い



個人情報保護方針アクセシ ビリティ・ポリシィ著作権、掲載情報等の転載、リ ンクについて連絡先

Copyright (c) 2005-2007 kandazatsugaku Organization. All rights reserved.