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平成23年6月17日 神田雑学大学定例講座N0554


中国人家庭の炊事・洗濯


目次
イラスト画像の画像
メニューの先頭です 講師プロフィール
1.はじめに
2.家事は誰の担当
2-1.家事について

2-2.女性の就業率
2-3.家事労働時間
2-4.家事用家電製品の普及
3.洗濯
3-1.洗濯機
3-2.洗い方
3-3.洗濯物の干し方
3-4.洗濯物の仕上がり
3-5.おばさんは川で洗濯を・・・・
4.クリーニング店
4-1.チェーン店

4-2.クリーニング価格
5.炊事
5-1.外食
5-2.朝食
5-3.昼食
5-4.夕食
6.買物
7.掃除
7-1.掃除道具
7-2.道路掃除
7-3.暮れの大掃除



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講師プロフィール

塩崎講師  神田雑学大学一の中国通。
中国に長い間単身赴任し、余暇を使って中国情報をネット、雑誌、新聞で調査士、中国レポートを作成し関係者に送り続けた。
会社を辞め、日本に帰ってきた今でも、その調査意欲は衰えず、日々新たな情報を満載した塩崎レポートを発信し続けている。

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1.はじめに

塩崎です。
今日は中国人家庭の炊事だとか洗濯を誰が担当していて、どういうやり方をしているか、そういう日常生活の風景で私なりに気がついたことをお話したい思います。
私は九州の南の漁村に生まれまして、非常に封建制の強いところで、しかも私は9人兄弟で上に姉が4人もいたものですから、炊事洗濯はやったことがないし、中国に行きましてもお手伝いをお願いしていましたものですから、自分でやったことはないんです。したがって今日の話は聞いた話であります。

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2.家事は誰の担当
2-1.家事について

 夫と妻の分担関係を国際比較したのが右のグラフです。
料理、洗濯、掃除のいずれも、日本は、妻の負担割合が8~9割と世界で最も高くなっています。
 日本と対極的な位置にあるのが米国です。中国は日本とアメリカの中間に位置しています。
 中国など途上国的な国では「家族以外」の比率が10%前後とやや高いのが目立っています。
中国の場合、北部地域は亭主関白型で、夫はあまり家事を分担しないと言われています、逆に南部に行くほど奥さんの力が強くなっています。その典型が香港で、日曜日、旦那が赤ん坊の面倒を見ながら、買物に行き、夕食の用意をします。一方、奥さんはというと、友達を集め、麻雀に熱中です。一昔前ですが、香港駐在の日本男性が「香港女性とは絶対に結婚しない」と公言していたほどです。
 (下漫画の六合彩とは宝くじのことで、香港女性の宝くじ好きも有名です)

家事は誰がやるか

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2-2.女性の就業率

 国連の発表によりますと、中国では70%近くの女性が有償労働に従事していて、世界平均の53%を大きく上回っています。
女性が外で仕事を持っていますので、家事は夫婦で分担するのが当然と思いますが、現実はそうでもなく、私の知人たちの話ですと、旦那も家事を担当するというより、少し手伝いをしている程度のようです。
 このグラフから無理に判断しますと、北京の青に比べまして、広州(黄色)の男性は全ての家事で分担を期待されているようです。

男性は家事を手伝うか
 日本の女性の見方は少し違うようで、「家事は基本的には女性の仕事」と思っていて、「手伝って貰うのはありがたいが、出来栄えを考えると自分でやった方が」と考えているようです。


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2-3.家事労働時間

 日本女性の家事労働時間は突出 北京市民の生活時間をみると、この20 年間で社会労働時間、家庭労働時間ともに大幅に減少しています。特に炊事時間は、所得の増加を背景に、家電製品の購入と外食回数の増加等によりまして減少しています。
 P&Gの調査によりますと、日本の主婦の家事時間は1日平均4時間24分とアメリカの2時間24分、中国の1時間54分)のほぼ倍となっています。
家事時間のうち、「食器洗いの頻度」に大きな違いがあるようです。食事、おやつの度に食器を洗う、つまり「1日3回以上、食器を洗う」という主婦は、日本では半数を超える「55.5%」もいますが、イギリスでは27.3%、アメリカは18.7%、中国26.0%と比べて突出しています。
 その理由として、日本女性は「きれい好き」ということもありますが、食べ物の盛付け方、食器の形にも問題があるようです。
アメリカ、中国では食べ物を各人の食器に盛り付けませんので、洗うべき食器の数が少なくて済みますし、食器もお皿ですので汚れ物を流し場に置いておくにも場所をとらないという利点があるようです。

家事労働時間分析

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2-4.家事用家電製品の普及

 家事時間を短縮できた大きな要因として、冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器などの調理用家電製品が普及したことがあげられるでしょう。
農村部ではこれらの電化製品の普及は今ひとつですが、2009年からは、「家電下郷」政策で普及率は急速に高まっています。特に冷蔵庫の売行きが好調のようで、日常の食品の買物が市場からスパーに替わり、しかも冷蔵庫があれば週1度とまとめ買いができるようになったためと思われます。
 右図は農村部住民が家電製品を購入する際、政府から13%の補助が出る「家電下郷」政策をうけて、購入した家電製品の品目割合を示したものであります。
洗濯機にあまり人気がないようですが、洗濯は手洗いが基本であるとの中国特有の考え方によるものです。
また、カラーTVは、既に全戸に行きわたっているからです。つまり、冷蔵庫と洗濯機では、優先順位が洗濯機が冷蔵庫より低いためと考えられます。

家事用家電製品の普及調査

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3.洗濯

以下、主として花王が10年7月に北京、上海で行いました、洗濯の実態調査をもとに話を進めます。

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3-1.洗濯機

保有率
 洗濯機の保有率は97%。所有する洗濯機のタイプは自動式と二槽式で約9割を占め、洗濯機容量は約9割以上が3~7kgで、日本の一般家庭とほぼ同じといえるでしょう。

洗濯機の市場シェア
 2010年上半期の洗濯機市場のシェアのトップ3はハイアール(海爾)、江蘇小天鵞集団、栄事達集団の順で、日系勢は残念ながらパナソニックが4位に食い込んでいる程度です。

洗濯機の種類と容量

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3-2.洗い方

洗濯機と手洗いの併用
 洗濯機の普及率は97%で、ほとんどの家庭で洗濯機を持っています。それにもかかわらず約9割の家庭で洗濯機と手洗いを併用しおり、洗濯機しか使わないという家庭は5%に過ぎません。

衣類の洗い方調査
 洗濯機と手洗いの使い分けについては、洗濯機は大きな衣料や重い衣料を洗い、手洗いは主に下着など肌に触れる衣料を洗うとのことです。
洗濯機を使わず、手洗いする理由として、「手洗いの方がきれいになる」が7割、「洗濯機では生地を痛めすい」との声が多いのですが、私の経験でも、白物の色がだんだんくすんできて、下着など毎日洗濯していても、目で見ても判るまでにくすんでしまいます。
また、洗濯物の厚くなった端(襟の角など)傷みがひどく、擦り切れてしまうことも確かです。
洗い方いろいろの理由

洗濯の頻度 洗濯機を使う頻度は平均週2回と低く、手洗いの頻度は毎日が39%、週4~5回が21%と高くなっています。 手洗いの毎日というのは、たらいを出して本式に洗濯することの他に、靴下・下着などの小物類をシャワーの際に洗うという簡単な洗濯をもカウントしている結果のようです。

洗濯の頻度調査

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3-3.洗濯物の干し方

1)干し場
 都市部の住宅街を歩くと、どのビルも窓から突き出された物干し竿に色とりどり、大小雑多な洗濯物がぶら下がり、さらに下町の路地に入ると空が洗濯物がアーケードのようになっている光景に出くわします。
こんな干し方が生まれるのは、中国の普通のマンション、アパートにはベランダがないからだと思うのですが。
香港名物、突出し干し 洗濯物の干し方




窓の鉄柵の有効に
壁に専用サポートをつけ




上海名物「空中干し」





公共物をお借りして





電線干し

上海の路地裏では電話線などに洗濯物を干すのは珍しい光景ではありませんが、09年秋、市当局から禁止令を出しました。これに対し市民からはブーイングが大きかったとか・・・・。

2)パンツも玄関先に
 どこの家も皆、パンツを玄関の前とか、道からみえるところに堂々と干しています。
男物のパンツを見えるように干すのは“この家には男が居ますよ、女の一人暮らしではありませんよ”と言う防犯の為と聞いています。

紅いパンツを堂々と

赤いパンツも堂々と
 紅いパンツは、厄年(中国の厄年は誕生年)の男女が「大晦日に赤い下着を着て新年を迎えると開運する」との風習があります。元々赤色は縁起のいい色でありますので、厄年では1年を通じて着用する人が多いようです。
赤いパンツの中央に黄色で「 」と書いてあるのが普通のようで、まさに「福」を呼ぶパンツです。

「洗濯物干場」となった中国人観光バス
観光バスでの洗濯物干し 台湾のテレビ局TVBSが、「洗濯物干場」に一変した観光バスを報道していました。
画面を見ますと8枚の衣類、Tシャツ、タオル,花柄のスカート、靴下、下着などがずらりと並んでいます、まるで「移動式洗濯物干場」のようです。
 報道によりますと、中国人観光客らは台湾に8日間滞在し、毎日びっしりのスケジュールで各地を観光していますので、「洗濯した衣服が乾かないため、このような方法を講じた」ということでした。

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3-4.洗濯物の仕上がり

講座風景塩崎講師 干し方がいささか乱暴
 洗濯の仕方は手洗いを基本とするなど衣類に対する細やかな心遣いに感心させられますが、一方で、洗い終わった物を干す際の心遣いは今ひとつのように思います。たとえば、日本の家庭では常識といえる干し方はほとんど見られません。
たとえば色物の洗濯物は裏返して干す。綿のシャツ類は端々をつかんで伸ばし広げて形を整え、裾や袖口は両手でパンパン手を打ってしわを伸ばす。などなどです。
 
アイロンかけが苦手
 中国の一般家庭にアイロンかけの風習が浸透したのは、最近のことのようで、それもどうやら都会地だけで、農村部ではまだまだのようです。
勿論、スーパーの売場には沢山のメーカ・種類のアイロンが並べられてはいますが。
 私塩崎は、赴任当初、掃除・洗濯のために通いのおばさんを頼んでいましたが、赴任期間中、3,4人替わりましたが、最初は、彼女達誰もが、アイロンかけには尻込みし、その都度、かけ方を教える必要がありました。
また、会社の従業員は殆どが四川省、湖南省の田舎から出てきた若者(小姐)ですので、ユニフォーム(仕事着)に、アイロンかけしたものを着ているのはあまり見たことがありません。
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3-5.おばあさんは川で洗濯を・・・・

川での洗濯  北京・上海などの大都会は別にして、川のあるところでは、水がきれいとは言えない運河でさえ、女性が洗濯する光景が見られます。
洗濯機を持っていないからではなく、中国女性の洗濯に対する基本的な姿勢は、手洗いは最上の洗濯法であると考えているからです。
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4.クリーニング店
4-1.チェーン店

クリーニング店  どの都市に行ってもクリーニング店はありますが、外国人の利用はともかく、中国人の利用者は少ないようです。
中国にも日本の白洋社のような全国規模のクリーニングチェーン店があります、その代表格がフランス系の「福奈特」、イタリア系の「伊尓薩」、台湾系の「象王干洗店」です。
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4-2.クリーニング価格

 私が利用していたクリーニング店は大手チェーン店ではなく、個人の店ですが、右写真に判りますように「紳士干洗」と看板に出ていまあしたので、パンツまでお願いする関係上、この店は男性者専門のクリーニング店であると勘違いしまして、この店に頼むことにしました。
そこのクリーニング店の洗濯費用を紹介しておきましょう。ホテルと書いてあるのは地方都市に旅行した際、宿泊した4星クラスのホテルのランドリーサービスの値段です。

私の行きつけのクリーニング店

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5.炊事

 ここでは、食事の作り方と言うより、3度の食事のとり方を紹介します。
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5-1.外食

 年代層を問わず「外食するのが好きである」と答えていまして、また、その通り実行しています。
外食の調査


外食をする理由として、「本格的な料理を、美味しいものを食べたい」との回答が上位を占めています。
これを裏返しますと「普段は、時間をかけ、手のこんだ料理を食べていない」ということになりますが。
 一般の市民が月に何度も外食できるのは何と言っても食事代が安いからで、1皿(4、5人分)が10~20元ですから、家族3,4人の食事でも、合計の食事代はビール2、3本飲んだとしても100元程度ですみます。
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5-2.朝食

朝食の取り方  1980年代以前、北京・上海でも朝食を取らず、1日2食という家庭が多かったですが、現在では1日3食が一般的です。
 朝食の取り方としましては、おばあさんがいるうちでは、自宅で作くるお粥が多く、おばあさんがいない家庭では、スーパーで買った油条、饅頭に、豆乳で済ますようです。
 食事を自宅で取らない人は、出勤途中の屋台で食べるか、包んでもらって職場で食すのが一般的です。
北京人の朝食
北京人の好きな朝食  中年以上の家庭ではお粥、若者夫婦では肉まんを好むようです。 伝統的な朝食の豆腐スープが屋台で人気があります。柔らかい豆腐のあんかけで、2元程度。胃に優しいし、豆腐は肌にも良いとのことです。

上海人の朝食
香港人、上海人の好きな朝食  上海人、特に若者が好んで食べる朝食は豆乳と油条とのことです。

香港の若者の朝食
 香港の若者が外食で好んで食べる朝食は卵とハムを挟んだホットドックとコーヒーに人気があるようです。
これで10HK$、大陸部の2倍の高値です。

屋台での朝食弁当
屋台での朝食弁当


 ほとんど、肉饅などの包子類で、2元程度。

中小企業工場団地の近くでは
工員向け屋台では肉饅や、ともろこしの蒸し器が湯気を立てていて、若い工員が利用していますが、食べた後の包装袋やとうもろこしの皮は道路にポイ捨てにはこまったものです・・・・・。
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5-3.昼食

 工場勤め人は会社の食堂で、商店などの個人企業の従業員は外食か、外で弁当を買ってきて職場で食べるスタイルがほとんどです。
 中国人は冷えた食べ物を嫌う習慣があり、自宅から弁当を持ってくるの習慣はありませんでしたが、最近保温式のランチボックスが現れたことで、事務職員などの間で弁当持参というケースも増えているようです。

昼食の取り方、と内容


工場食

近くの食堂で 会社での弁当

食事手当て
 工場勤務の場合は、社内に食堂があり、無料で食べられるところがほとんどです。
 オフィス街の場合、青年報の調査によりますと、社内に食堂を持っているところは少なく、外で食べるのがほとんどです、その際の手当ては;
支給なし:52.8%
    支給あり:34.8%
社内に無料食堂あり:12.4%

日系企業に(駐在員事務所)では、支給なしが約60%で、支給されている場合でも、1日約10元程度です。
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5-4.夕食

夕食の取り方  両親が家事を担当してくれる家庭ではそこそこ手間をかけた夕食を食べているようですが、おばあさんのいない家庭では普段は、簡単な夕食で済ませているようです。



■人気の家庭料理

● 豚の角煮
人気の家庭料理  毛沢東の大好物として知られる「豚の角煮」。醤油と砂糖で煮込んだこってり甘辛い味つけと、とろけるような脂身が真情。
豚のバラ肉を皮付きのまま煮込むのが基本です。
● 四川風肉細切り炒め  内陸に位置する美食の郷・四川省で誕生した家庭料理の名菜で、 魚介類に恵まれない四川の人々が、なんとか海の風味を再現しようと編み出した調理法です。
豚肉の細切りにきくらげやたけのこ、ピーマンを炒めあわせ、甘酸っぱく、また、ほんのりとピリ辛く仕上げたおかずです。

● トマトの卵炒め
 家庭の食卓に最も多く上る料理のひとつ。
その理由は何と言っても作り方が簡単で、時間もかからないからです。
油をふんだんに鍋に敷き、カンカンに熱して、溶き卵を注ぐと、瞬時にして驚くほど卵がふくれあがり、ふんわりと仕上がります。

● 餃子
 「餃子」は、北部では日常的に食されています。
餃子の形が清代の貨幣に似ていることから縁起のよい食べ物として愛されています。
日本では餃子はほとんど「焼き餃子」ですが、中国では、基本は水餃子(ゆで餃子)で、皮はぼってりと厚く食べ応えがあります。皮が主食なのです。

      ● チキンスープ
 中華スープはダシをとるのがコツですが、ほとんどは鶏ガラをベースにしています。
年をとった鶏が適しているとされ、かつて肉が貴重だった時代には産後の肥立ちをよくするために産婦に飲ませるものであったということです。


■ご飯のうまい炊き方 ご飯のうまい炊き方  中国人は、「ご飯のおいしさ」はあまり重要視していないという人が多いですが、そんなはずがない、中国のお米(インディカ米)では日本人が言う美味しいご飯がつくれなかったための諦めの結果のような気がします。
 ところが最近、日本に旅行した中国人が日本で食べた「ごはん」のおいしさが忘れられず、いつもこのように美味しいご飯を食べたいと願い、また友人・知人にもご飯の本当の美味しさを教えてあげたくて、日本製炊飯器をいくつも買って帰るのだそうです。

中国の米を使って美味しいご飯を炊く秘訣
 中国で美味しいご飯を食べるために誰もがも思いつく方法は日本から米と水を持ち込んでくる、日本から炊飯器を持ち込んでくるの二つです。
 「中国の米を使っても、日本の炊飯器を使って炊けば、美 味しいご飯になる」し、日本の米であれば、中国製の「安い炊飯器」であっても、まあ普通に美味しいと感じるご飯を炊くことが出来きます。

  上海在住の日本人女性のブログから、もっと美味しいご飯を炊く秘訣を紹介しますと; ● 米は見える状態のものを買う
 中国の米の小売りの基本は、量り売りです。大型スーパーでも米を自分で袋に入れて、重さを量ってもらって買うのが普通の買い方です。袋に入って外から見えない状態で売っている米ですと、砕けたような不揃いの米が多く入っていることがあります。

  ● 水道水は一度沸騰させ、冷ましてから使う
 水道水は消毒臭いので、一度沸騰させたものを冷まし、その水を使って米を洗うとよいでしょう。
 ネットでの知識によりますと、米は最初に洗う時に水を内部に吸収するので、炊く時の水ではなく、最初にとぐ時の水にミネラルウォーターを使うのが良いそうです。

● 米を水に浸してから最低でも30分は待つ
 お米に水を浸透させた方が、より美味しいご飯が炊けます。

● 質が悪い米には蜂蜜を投入
 日本でも、古米などで状態の悪い米には、この手段を使っている人がいます。分量は、米2合に対して、蜂蜜大さじ1杯です。

● 炊きあがった後には最低でも15分間待つ
 いわゆる「蒸らし」です。炊飯器で炊きたてのご飯をいきなり食べるより、少し蒸らした方が、より美味しく感じます。

炊飯器の変わった使い方
炊飯器の変わった使い方 北京在住の日本人駐在員のブログによりますと、非常に重宝していますとのこと。
中国製炊飯器には付属品として網の中仕切りが付いていて蒸し器として使えます。肉マン、アンマンの蒸かしに最適とのことです。
鍋として使います。即席ラーメン、カレー、シチュウもばっちりです。
そして部屋の加湿器とし使用しています。(北京の冬は空気の乾燥はひどいので)
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6.買物

 一般市民が日常品を買う店としましては、日本と同じようにデパート、スーパー、コンビニがあります
。そのほかには伝統的な市場と個人商店があります。
コンビニといっても品数、種類は少ないですが肉類などの食料品から下着、シーツなども揃えています。

買い物店のいろいろ

 以前、中国では一般市民は、毎日の肉,魚,野菜等の食料品から、日常衣類まで市場(いちば)で買うのが普通の生活でした。
街の大型の市場は、食堂,小売店の人達を対象とした、いわゆる卸売市場ではなく、むしろ一般の人達がその日の食材を買に来る専門小売店(テナント)の集合体です(市場そのものは公営)。
このような市場は、住人3、4,000人に1箇所の割合で設けられていました。
 以前の市場の肉売場では豚、牛の脚を沢山吊下げ、また大量の肉を台に積上げ売っていました。
ただ、どの店も冷蔵庫の設備を備えていませんので、夏季、傷んだらどうするのだろう? 売れ残ったら・・・等、要らぬ心配をしたことがあります。

買い物分析

 今では、食料品や生活用品の買物は、スーパー、デパートに客を奪われてしまいました。
スーパーでは、蝿もいなく清潔であり、小分けして冷蔵庫にいれてあるので安心なのです。
 買物の中心は、やはり主婦(妻)であり、夫は暇なときに手伝うという程度のようです。中には買物は私が担当しているという「できた夫」もいます(9%)が。
 買物の頻度については、食料品では週に1,2回が多いようです。冷蔵庫の普及効果でしょう。
 子供のお手伝いにつきましては、北京のある中学校を対象にしたデータがあります。
普段母親、あるいはおばあさんが家にいるかどうかで分けてデータを採っています。
やはり、母親・おばあさんが家にいない家庭の子供はよくお手伝いをするようです。
お手伝いといっても、簡単な買物を頼まれたり、洗濯物を取り込み、・たたむなど、子供でもこなせる仕事のようですが。
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7.掃除

 会社の事務所、商店の床はほとんどプラスチックタイル敷きであり、一般家庭もプラタイル敷きです。
私の宿舎は新建材のフローリングでした。したがいまして、どの家庭でも掃除方法は箒とモップです。
大型スーパーの家電売場を覗いてみても電気掃除機の並べ方は少ないですから、掃除機による掃除は少数派なのでしょう。
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7-1.掃除道具

掃除の主役はモップ 掃除機  大型スーパーでは、掃除機は日本製と同じで立てて置けるタイプが並べてあります。

箒・ちり取り、モップ
 箒・ちり取りの形は日本と同じで、しかもプラスチック製です。
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7-2.道路掃除

工業団地周辺の道路の掃除
 工場団地周辺の朝の道路の汚れ方はすさまじく、まるで道路全体がゴミ捨て場です。
この原因は夜食、朝食を屋台でとり、その包装容器、ポリ袋を道路にポイ捨てするからです。
 鎮・村政府は、朝食時間(出勤時間)の終わる8時頃から各地域に清掃員を繰り出し、掃除を始めます。10時前にはきれいな道路に蘇ります。
 清掃員の掃除道具は日本の竹箒のように大きな箒と鉄板を張り巡らしたリヤカー(ゴミ運び用)です。
 南京市の場合、15,000人もの掃除員がいて街のゴミを、朝から晩まで、ひたすら拾い集めています。

 河北省のある農村で、道路管理機関の管理員が写真のような新兵器を使って掃除をしているそうです。
しかし、付近を通る市民にとっては大変な迷惑で、口を布で覆わないとそばを通れないほどだとか。
道路掃除


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7-3.暮れの大掃除

 以前、日本の一般家庭でも12月に入ると、「すす払い」といって、天気の良い日を選び、畳を干し、先端に笹を結びつけた竿で壁・天井の蜘蛛の巣や埃を払い、家中を綺麗に掃除して、正月を迎えました。
現在ではこの習慣は、私達の生活の中からは姿を消してしまい、成田山や川崎大師など初詣で有名なお寺にしか残っていない状況です。
 年の暮れにすす払いをするという風習は、もともと中国から伝来したものです。
中国では毎年、旧暦12月24日を大掃除の日「掃房日」としていますが、日本と同じで、一般家庭ではこの習慣はなくなっています。

【参考】
すす払いの謂われ
旧暦12月24日:「掃房日」。
掃房日のいわれは、昔、「三屍の虫」という意地の悪い、人の悪口が大好きな虫がいました。
この三屍虫は天に上っては、天の大神様(天帝)に人間世界の悪口・嘘八百を並べて報告していた為、本当のことを知らない天帝は怒り、人間世界で蜘蛛の巣が張っている家はすべて潰すよう命令しました。
人間の家が潰されるのを見て、三屍虫は面白くてたまらず、自分で家々に蜘蛛の巣を掛けてまわりました。
これに気がついた、竈神(竈の神)が竈王爺と相談し、人々に蜘蛛の巣が張らないよう、毎年12月24日に掃除をするよういいつけました。
その後、ぴたりと潰される家もなくなったということです。
これが「すす払い」の起源であります。


文責:塩崎哲也
会場写真撮影:橋本 曜
HTML制作:臼井良雄


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