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平成23年10月21日 神田雑学大学定例講座NO572 

地震列島ニッポンに原発はいらない!ついに怒ってしまった原発震災

講師 坂東喜久恵

(反原発団体「たんぽぽ舎」副代表)

 


メニューの先頭です 目次

画鋲
●大地震・大津波
●原発事故ではない、原発震災だ
●福島第一原発事故
●東日本の汚染




3・11「東日本大震災」(正式名称・東北地方太平洋沖地震)以降、東日本は大きく変わってしまった

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坂東喜久恵講師●大地震・大津波
たしかに大地震・大津波であったが、M9は、想定外、未曽有の大きさというものではなかった。1000年に1度くらいの間隔で、繰り返し大地震起こっていたことが分かっている(前回は896年の貞観地震)。M9は、気象庁が途中で物差しを変えたため。これまでの気象庁発表のマグニチュードは測定の仕方から8.4くらいまでしか測れない。松代の地震観測では、すぐわかったが、発表までに大きな遅れがあった。

今回の地震は、地盤の割れ始めから南北に広がり、少なくとも4つの震源がドミノ的に動いた。割れ始めの情報で津波警報を出したので、最初は実際より小さく予報された。
その後の訂正は、現地にきちんと伝えられず、津波での被害者が大きくなった。
津波での物的被害は防げないが、人的被害は少なくできたはず。

図1 日本列島周辺のプレート

日本列島周辺のプレート

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●原発事故ではない、原発震災だ
今回が特別大変なことになったのは、福島第一原発が大事故を起こしたこと。地震があれば、原発はもっとも危険だと、われわれ「たんぽぽ舎」は、ずっと指摘してきたが、地震で被害を受けただけでなく、津波で全電源喪失を起こしたことで、炉心崩壊が起こり、また爆発もしてしまった。

講義中の部屋の様子「たんぽぽ舎」は、地震列島の日本にとって、原発に安全なところなどないと、原発廃止を求めて運動してきた。なかでも、東海地震の想定震源域に乗っている浜岡原発をとめることを最優先と考えて運動をしてきた。東海地震は必ず起こる。首都圏は一番影響が大きいと見ていた。今回、原発震災が、東海ではなく、先に福島で起こったことは衝撃を受け、痛恨の至りである。

図2 事故前の日本の原発分布図

事故前の日本の原発分布図

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日本列島に地震に安全なところなどない
●福島第一原発事故
津波の想定が低すぎるとの指摘は、以前から出ていたが、東京電力は古い1~4号炉の対策をしなかった。5、6号炉と福島第二原発は、一応考慮に入れていたようで最悪に事態は免れた。電源喪失(ステーションブラックアウト)は、最悪の事故の一つであるが、今まで、非常用発電機が複数あるので大丈夫と言い張っていた。しかし、今回の大津波ですべてが破壊されて海水につかり、全部使えなくなった。原子炉にとって燃料を冷却できないのが一番恐ろしい。

熱心に話を聞く受講生

その最悪の事態があっという間に進み、1~3号炉は炉心が露出し、高熱で燃料崩壊に至った。1、3・4号炉の建屋上部が爆発(水素爆発?)して壊れたのは、映像などで見てのとおりだが、燃料が入ってなかった(定期点検中)4号炉建屋がなぜ爆発したかは、まだはっきりしていない。

そのころは、放射性物質が大気に大量に放出されたが、政府も東京電力も情報をきちんと出さず、多くの人が知らないまま被曝してしまった。また、周辺住民を実態もよく把握しないままドタバタで避難をさせたため、家畜が餓死するなど、悲惨な状況も起こっている。

図3 事故前の日本の原発分布図
 
事故前の日本の原発分布図

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●東日本の汚染
東日本の汚染は、広範囲に広がっている。海に大量に流れ出し、どれだけ汚染されたかはまだはっきりしていない。汚染地域は、地形や事故後の天候でかなり偏りがあり、かなり離れた首都圏でもホットスポットができている。放射能の被害は、量だけでなく、年齢や外部被曝か内部被曝かで影響がかなり違ってくる。特に影響を受けやすい子供たちへの配慮は絶対必要だ。

現在、日本列島は、地震の活動期に入っている。もう一度、このような大事故を起こしたら日本列島は壊滅的である。原発はすべて止めねばなりません。



講座企画・運営:吉田源司
文責:坂東喜久恵
会場写真撮影:橋本 曜
HTML制作:和田節子


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