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平成24年6月15日 神田雑学大学定例講座No.604 

「第三次世界大戦を避けるための次善の国連軍」講師 大場 勝(NPO法人神田雑学大学会員)





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画鋲
はじめに(吉田源司 理事)
1.過去の世界大戦の人的被害
2.第三次世界大戦の予想
3.「次善の国連軍」私案
4.「次善の国連軍」の提唱は日本が適任
5.「次善の国連軍」のメリット
6.「次善の国連軍」のデメリット
7.私の願い
8.今後の地球は幸福度競争で
9.今後の方策予定
受講生との意見交換より




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はじめに(吉田源司 理事)
本日は、これまでの講座にないテーマです。今回、講師をつとめてくださる大場勝さんは、NPO法人神田雑学大学会員で、先日、お手紙をいただきました。衆参両院あわせて367人の代議士宛にご自身の考えていることを文書にまとめて送ったところ、いまだにどなたからも返事がない、ということです。そこで、「神田雑学大学の定例講座で、そのいきさつをみなさんお話していただこう」と思い、講座を企画いたしました。混迷の続く日本にあって、「自分にとって、遺言のようなメッセージだ」とおっしゃる大場さんの切実な思いを感じとり、参加されたみなさんと意見を交わすことができればと期待しております。大場さん、よろしくお願いいたします。


大場 勝講師

本日は、ようこそお越しいただきました。私は、今年で84歳になりました。昨年の9月に「ボケ」を痛感することがあり、今年の3月31日をもって税理士をやめました。

軍事や政治とは無縁の私ですが、「第三次世界大戦を避けるための次善の国連軍」と題してお話しさせていただきます。



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1.過去の世界大戦の人的被害
ご存じの通り、第一次世界大戦の発端は、ボスニア国のサラエボでオーストリア皇太子の暗殺でした。当時は誰も、戦争になるとは思わなかっただろうというのが、識者の見解です。結果的に、第一次世界大戦では大変な数の死者が出ました。お配りした資料では、日本の死者はゼロとなっていますが、正しくは300人です。1000人単位は四捨五入しているために、ゼロとされているのです。

第二次世界大戦での死者の数については、中国の「一般」の欄の記載がないことに注目してください。インターネットからとってきた数字ですが、理由は、はっきりしていません。ソ連の数字も概数だろうと思っていますし、ユーゴスラビアの数字にも疑問があります。フィリピンの数字はゼロになっていますが、これは当時、アメリカ領だった関係で、アメリカの人員にカウントされているのではないかと察しています。資料を見て、こんな国が日本と一緒に戦ったのか、と驚いたりもします。

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2.第三次世界大戦の予想
次に、第三次世界大戦についてです。私たちのような戦中の人間の飲み会などでは、「第二次世界大戦では日本がアメリカに負けたけれども、負けてよかった」ということが話題になる場合があります。もし勝っていれば、必ずやドイツと戦っただろう。「両雄並びたたず」ということわざもあります。第二次世界大戦で勝ったアメリカとソ連についても、同じことがいえると思います。アメリカとソ連は、第二次世界大戦では、いわば“戦友”だったわけです。戦後も仲良くすればよいのだけれど、いつしか一発触発の危機に至っていたというのは、記憶に新しいと思います。そして、私がいま一番心配しているのは、米中関係です。放っておいたら、99%戦うことになるのではないかと予想しています。

多くの人が、「第三次世界大戦はないだろう」といいます。それは「戦争になったら核兵器が飛び交って、地球上の人口の何割かが死に絶える。だから戦争をする環境にない」というものです。私は、それとは違う考えです。当事者は、頭にカッカと来ているのだから、いつか戦争は起こるのではないかと思います。昨夜、BSフジの番組で論議が行われていました。イランの民間人のあいだでは「アメリカをやっつけよ」という意見があるそうです。私たちから見たら、イランがアメリカと戦争できるわけはないんですが、国民のあいだには、そのような空気が流れているそうです。

地球上の数千年の歴史を見ると、エジプトは強大な国家で、以前は、世界国家と感じられていたはずですが、潰れてしまいました。ローマ帝国も、当時の住人から見ると世界国家の最たるものだったはずですが、潰れました。中国の元は、ご存じのように、台風の中、日本に攻めてきた国です。地球の陸地面積の4分の1を支配していたといいます。ソ連は全域がその中に含まれていて、一番勢力があったときは、黒海の沿岸くらいまで支配し、モスクワは、元の第二の都だったというくらい大きな国でしたが、あっという間に潰れていきました。イギリスも、地球上の4分の1の面積を支配していたとしている文献もあります。「イギリスが、そこまで強くなったら戦争は起きないだろう」と思われたほどの大国だったわけですが、今では、ごく普通の国になっています。

アメリカの次に台頭するだろう国は、中国です。経済では、すでにアメリカを追い抜いています。軍事規模が小さければいいですが、軍事面でもアメリカと拮抗しており、私から見ると、今後もどんどん増強するだろうと思います。そうなったとき、必ずや対立が起こるだろうと危惧しています。先だって、読売新聞に、中国がアメリカを奇襲しようとしていたという記事が載りました。個人ではなく、アメリカ議会の委員会、つまり正式な機関の作成した文書にこのようなことが書かれているというのは、重大なことだと考えるべきだと思います。5月28日には、インド軍が軍備増強を加速しているという記事が出ました。軍縮の流れに反し、インドが軍備を増強しているのは、中国がインド洋に進出するのに対抗するためなのは、明白です。

また、豪州北部に米軍基地が新設された件も、ご記憶に新しいかと思います。米ソの問題に決着がついて以降、世界は軍縮の方向に流れが変わったと考えていましたが、ここで反対に転じます。中国は、南シナ海(ベトナムとフィリピンのあいだ)のほとんどを自国領だと宣言しています。日本にとっての尖閣列島と同じようなものですね。フィリピンが実行支配しているところまでも、中国領だと主張しているのです。それに対抗するべく、米軍が基地を作ったわけです。私はこれまで、地球上で一番平和で外敵の侵略がないのは、南米と豪州だと思っていました。その豪州に米軍基地ができたわけです。もし第三次世界大戦が起きたとしたら、ほとんどの人が死んだあとに生き残った歴史学者が「戦争の遠因は、豪州に基地を作ったことだ」と書くのではないかと想像しています。

作家の五木寛之氏が、「いまみえない戦争の火元は、貧困でもなければ石油紛争でもない、人びとの間に泥沼のように広がる不幸せ感である」と書いています。最近、いろいろな形で不景気の影響が出ていて、多くの人たちが影響を受け、多くの商店街がシャッター街になっています。税理士として、利益が出なくてもやめられずにいる商売がいっぱいあることを目にしてきました。殺人が増えている気もします。恨みによる殺人というより、何の理由もない、イライラして殺人を犯したというのが多いように感じます。五木さんのことばは、そういうことを示しているのかなと思います。

東日本大震災では、想定外の大きな津波によって、大変な被害が出ました。それに加えて、“予想外”の原発事故が起きて、それに関する報道も多く行われました。再発防止のため、さまざまなことが叫ばれ、今後、対応策を立てると報じられています。一方、戦争については、広島と長崎の原爆記念日や8月15日の終戦記念日には大々的に報じられますが、私が不満なのは「過ちは繰り返しません」というお題目が繰り返されるだけで、どうしたら過ちを繰り返さないですむのかを研究したものが見あたらないということです。

「第三次世界大戦 国連軍改革」ということばを検索して、インターネットで調べると49,500件が抽出されます。その中で500件までは見ました。戦争を避ける方途についての記述は出てきません。中曽根元首相が代表を務めている財団法人国際平和研究所というところがあります。こういうところこそ、平和研究つまり戦争をなくするための研究をしてほしいと思いますが、私が見た範囲では具体的なことは行っていないようです。「国際社会が直面する重要課題について」として、論文募集をしていますので、戦争の問題を書いてもいいはずです。過去の表彰履歴を見ますと、具体的に戦争をなくするための論文は一つも見つかりません。非常に不満です。

私は、旧制中学を出て、学徒動員・勤労奉仕しかしていなかった人間ですが、なんとしても戦争をなくしたいと思っているのです。

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3.「次善の国連軍」私案
そこで、いてもたってもいられず、「第三次世界大戦を避けるための次善の国連軍試案」を作りました。

現在の各国の軍の人員・予算を3分の1にするだけで、国連に対する報告を除いては、特に何もする必要がない
1. 提供国に対する外的侵略の排除は国連軍が責任をもって当たる
2. 現存する核弾頭などは当分の間、現在の所有国が管理保有(経費は保有国の負担)
3. 各国の軍隊の内容には、特色あっても良いこととするので、ほぼ現状のままでよく、人員減に比例して基地数は大幅に少なくする。
4. 国連は各国からの報告を受け、国連の監査期間は会計監査・兵員などの監査も形式的にはなすこととする。


ここで、重要なのは「なにもしない」ということです。いま、防衛費として4兆7千億円くらいの予算を割いていますが、それを3分の1くらいにする。ご存じのとおり、江戸幕府は、ほとんど幕府の軍隊を持たずにすみました。島原の乱のときも「戦え」と命令しただけでした。それで、まったく問題ないのです。沖縄基地は残して、ほかを撤廃する考え方もあると思います。全体の基地の量を現状の3分の1にしたとしても、たとえば、北朝鮮が韓国に攻め入ろうとしたとき、沖縄基地の何千人か何万人かを韓国に派遣して、北朝鮮に対応することとする。日本の自衛隊も国連軍になっているのですから、韓国に派遣する。

私としては、過去の歴史から、日本が韓国に兵を出すのは感情的によくない部分があると思うので、ブラジルのような、過去にわだかまりのない軍隊を韓国に派遣するのがよいのではないかとも思っています。もちろん、これは国連の本部で決めることですが。いずれにしても、そうすれば北朝鮮は攻めてこないだろうと思うのです。

核弾頭も、現在のように保有していると経費がかかるので、自然に減ることを期待しています。難しければ、当面は半分を国連軍が負担するという手もあると思います。改憲の問題も、いまの定義を一文字も変えなくとも、できるのではないかと思います。

講義中の部屋の様子

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4.「次善の国連軍」の提唱は日本が適任
これは、とても大事なことです。いままで、白人が世界の体制をリードしてきました。ここに来て完全に平等にしようというのが私の案です。白色人種としては納得しがたいと思いますが、オバマ大統領は純白色人種ではないだけに、理解してくれるのではないかと思っています。そのため、彼の在任中にぜひ目鼻を付けるべきだと思っております。

5.「次善の国連軍」のメリット
「次善の国連軍」のメリットとしては、まず加盟国が多くなれば、実質的に戦争が起こせなくなるということです。次に、日本の場合、軍備費の33%、約3兆円以上の国債を返還することができます。また、アメリカは、世界の警察官として世界中をリードしてきました。ベトナム戦争でアメリカが負けてから、アメリカ国民は戦争に対して嫌気があると思います。いまでは、戦争の直接的なメリットはありません。領土はとれない、国民は血を流す、ベトナム戦争以降、アメリカは深入りしたくないと考えていることをよく理解したいと思います。

国連軍を創設することで、沖縄の基地問題も改善できます。沖縄の人たちは、いま騒音や暴行事件に悩まされている。いったん戦争になれば、一番最初に攻撃されるのも沖縄です。どんなにか不安なことでしょう。沖縄の人でなくても、そう思います。戦争がなくなれば、騒音は多少残るとしても、いまとはまったく様相が変わってくるのではないかと思っています。現実的には、基地の総量を3分の1にした次の段階では全撤廃し、「警察官」だけにして、ある程度の国連予備軍を地球上のところどころに置くだけにするのがよいと考えています。

日本はいつも憲法論議がくすぶっています。国連軍ができれば、九条の論争は必要なくなり、北朝鮮とイランの核開発の問題も解消します。北朝鮮が核兵器を作れば近接している日本と韓国は恐ろしいけれど、アメリカ本国としては実は、直接的な影響はそれほどでもない。国連軍ができれば、北朝鮮は核兵器の使いようがなくなります。そうなると、案山子というかオモチャも同然です。「イソップ物語」に、北風と太陽という話があります。いまのイランと北朝鮮に対して、「核兵器を作るな」というのは北風です。石油輸出を盾にして「作るな」というのは、北風でしかありません。

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6.「次善の国連軍」のデメリット
デメリットとして、失業問題が挙げられます。大変な問題だと思います。しかしながら、戦争が起きないとなれば、失業問題は忍ばねばならない。一部には、不要になった軍備費を回してもよいでしょう。

7.私の願い
私は昔から、戦争をなくしたいと思い続けてきました。オバマ大統領が当選確実になった段階で、「私案」を新聞に投稿しましたが、文章が下手で字数も足らなかったため、不採用でした。そこで、次の策を考えまして、日本での知名度が高く、外国人をも納得させられるのは中曽根康弘さんではないかと、中曽根さんに手紙をお送りしました。住所がわからなかっため、前に述べた世界平和研究所にお送りしたんです。研究所の秘書の方が熱心に対応してくださり、中曽根さんの秘書に連絡してくれました。その後、中曽根さんの事務所に2度ほど電話をしていますが、なしのつぶてです。秘書が「抹殺」してしまったのではないかと理解しています。

中曽根さんとは正反対のスタンスに見える、小泉純一郎さんにも頼もうと思いましたが、女性の秘書に「庶民の訴えはとり合わない」といわれて「撃沈」しました。当時、民主党は野党でした。鳩山さんはじめ、いろいろな方にもお手紙を書きました。共産党の党首にも送りました。反応はまったくありませんでした。民主党の地元選挙区の衆議院議員のところへも行きましたが、秘書どまりで、訴えは無視されました。しかたがないので、衆参両院735名全員に、今日ここでお配りした文書を送付したわけです。10人か20人は「いいことだ」といってくれるのではないかと思いましたが、たったひとりだけよい反応をしてくれ、数人が「文書受領のお知らせ」をくださっただけで、ほかは、どなたからも反応がありませんでした。

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講義中の大場 勝講師8.今後の地球は幸福度競争で
先日、ブータン国王が日本を訪問された際、「幸福度」ということがいわれました。世界幸福度という指標があります。1位はデンマーク、2位がスイスです。GDPを含む72項目で測るものです。ブータンの人々は、お金がなくとも、心が幸福であればよいという考え方のようです。われわれも参考にしなければならないのではないかと考えます。いまや、日本や世界の大半が、お金があるのが幸福だと考えているのではないかと思います。本当は心が幸福でなければいけなくて、お金はあくまで手段なのですが……。日本の都道府県でも、幸福度を計算していて、1位が福井県、2位が富山県、次いで石川県となっています。ワーストは、大阪、高知、兵庫です。大阪がワースト1位なのは、納得できる気もします。

日本は経済的指標で見ると、長らく世界の第2位に位置していました。中国に抜かれて3位になったことは、みなさんもご存じだろうと思います。スイスの経営開発研究所が、同じようなデータを出しています。そちらの結果では、日本は世界第27位らしいです。27位ともなると、先進国だといばっているわけにはいきませんね。データの詳細はわかりませんが、香港が1位、アメリカが2位のようです。また、日本が65歳以上の人口が世界一多い国で、15歳以下人口がしりつぼみだということは、広く知られていることだと思います。

まったく別の話になりますが、日本人の先祖は、縄文人だといわれていますね。いまから3,500年から2,000年ほど続いた時代ですが、青森県の丸山遺跡の研究からは、2,000年のあいだ戦争がなかったという事実がわかっています。本来、日本人は、心優しい人種だったということの表れだと思っています。また、奈良時代には、公務員は午前中だけ仕事をして、上級公務員は午後から仕事をしていたようです。地球上の資源が有限だといわれて問題になっていますが、現在の文明社会すなわち超競争社会は、資源を使い果たそうとしているとしか思えない。いまのブータンのように、幸福であればいいのですから、衣食住は今のままでよいとして、あとは世界中で、午前中だけ仕事をすればよいような組織にしてしまうというのがよいのではないかと思います。なかなか、受け入れられないかとは思いますが・・・・・。

インドネシアでは、現在でも「調布行き」の電車が使われています。いまも十分乗れる車両だということです。たとえ20年くらい後退したとしても、もっとゆっくりした国にしたほうがよいのではないかと考えています。長い歴史上、はじめに申し上げましたようにエジプトやローマやイギリスとは異なり、いまも君臨しているのは中国です。いま、中国がトップに立てば、唐の時代を越える可能性がありますが、なかなか難しいことと思います。

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9.今後の方策予定
私の発想は、中学生的だと非難されるということは、自覚しています。しかし、大人は概して、利権にとらわれて発想していると思うのです。ぜひとも、私のこの思想を広めていきたいと思うのです。今後は、NPOでも立ち上げたいと思っています。街頭でのお願い、資金の募集なども行いたいと考えています。新聞での意見広告であれば、広告欄を買い取って広告を掲載することはできます。個人名では無理ですが、団体名をつければいいそうで、朝日新聞だと全国紙で1,000万円。JRは東日本だけでよければ200万円かかるということですけれども、まだポケットマネーが少し足りません。今できることとして、3月から毎月宝くじを1万円ずつ買っています。あてにはなりませんが、もし当たればと思っています。

以前からずっと考えていたのは、オバマ大統領に直接、手紙を出すということです。ブッシュ大統領のときだったかと思いますが、アメリカ人の12歳の女の子が大統領あてに手紙を出し、そのお願いが聞き入れられたという記事を見た覚えがあります。私はいま、「84歳の老人の夢を叶えてください」という手紙を出したいと思っています。しかし、なんといっても、まず、日本国内のことをしっかりしてからでないといけないと思い、どうするか悩んでいます。以上で、私の言いたいことを申しあげました。ご清聴ありがとうございました。

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受講生との意見交換より
〇参加者(男性) お話をうかがっていて、よくわからないところもありました。現在の各国の軍隊、日本でいえば自衛隊などの規模を3分の1にするのがベストだということですね。そのうえで国連軍は置くが、何もしないということですね? 私は、人間は本質的に闘争心や競争心を持っていると思います。いまは、全世界に核がありますから、全世界規模での第三次世界大戦は起きないだろうと思っています。けれども、民族紛争のような小さな戦争はなくならないのではないでしょうか。

〇大場 地域紛争ばかりではなく、米ソが必ず争う時期が来るだろうと思っています。

〇参加者(女性) 先日、顔を緑色に塗った自衛隊員が、練馬の駐屯地に向かって移動しているところを見かけました。青木ヶ原の樹海で、2か月間、カエルとヘビを食べて軍事訓練をしていたそうです。尖閣諸島問題が浮上しているので、あのようなことをやっているのだろうと思います。また、日本がなぜ原発を再稼働するのかというと、原子爆弾を作りたいのだという説がありますが、アメリカは作らせないでしょう。けれども、自衛隊を国防軍にして国外派兵しろといっている。自衛隊がアメリカの基地に入れば逗留代が要求され、さらに国内の基地に関しては思いやり予算が存在する。この矛盾に対し、日本人が敏感ではないことも問題だと思います。

〇参加者(男性) 国連に過大な期待を抱いてはいけないと思います。ろくに機能していませんから。日本は自衛についてしっかり考えることが、抑止力につながると思います。

〇参加者(女性) アメリカは、国連にあまりお金を払っていませんよね。日本はお金をずいぶん払っているのに、それにしては発言権がありませんね。

〇参加者(女性) 私は戦争が大嫌いです。今後、中国は完全にアメリカを経済的に追い抜くだろうと思います。私も、第三次世界大戦はあるのではないかと危惧しています。油の次は水、そして食糧をめぐる争いですね。南米、アフリカ、EU圏もダメになるだろうと思います。そうなったときに、自分に何ができるだろうかと考えています。幼い頃から「人はなぜ、こんなに戦争をするのか、世界中の血を混ぜてしまえば、自分の親戚がいるところと戦争はしないだろう」と考えたこともありました。

大場さんがお書きになった「お願いの文章」を読ませていただきました。失礼ながら、大場さんがお書きになったものを、国会議員は一笑に付しただろうと思います。ご自身は、中学生の文章だとおっしゃいますが、人間の本質を突いた切実な願いだと私は思います。この価値を真剣に読みとれるほどの知性が、現在の国会議員にはないということだと思います。もう一度、しっかり読ませていただきたいと思っています。






講座企画・運営:吉田源司
文責・会場写真撮影:八幡有美
HTML制作:和田節子


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