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2012年12月14日 NPO法人神田雑学大学 定例講座 No628 


講義名 NPO法人神田雑学大学 講談二席



講師 渥美雅子(高座名・渥美右桜左桜)
講師  渥美雅子(高座名・渥美右桜左桜)





畠山梅風さん、渥美矢梅さん、渥美右桜左桜さん

ご挨拶(吉田悦花理事長)

本日は、ここ九段生涯学習館の会議室に、特別に高座を設けまして、釈台と呼ばれる小机もご用意いたしました。 渥美雅子弁護士こと渥美右桜左桜(うおうさおう)さんと渥美矢梅(やばし)さん、 そして畠山梅風さんにご登場いただき、講談を二席、たっぷり聴かせていただけることになっております。

題して「NPO法人神田雑学大学 講談二席」、まず、「其の壱 ハンサム・ウーマン 新島八重」を 渥美右桜左桜と渥美矢梅さんのおふたりの掛け合いで、「其の弐 赤垣源蔵徳利の別れ」を 畠山梅風さんに語っていただきます。

実は、「女性と仕事の未来館」館長もつとめられた渥美弁護士には、かなり前から、 吉田源司統括理事がアプローチしておりました。 渥美弁護士は、1997年に、法律事務所の会議室に高座を手作りされ、 渥美講談塾を開設されたほどです。

塾生とともにボランティアで出前講談もされているということで、おかげさまで今回、 「NPO法人神田雑学大学 講談二席」が実現の運びとなりました。 前に述べましたように、千葉市内の法律事務所から、吉田理事や河野理事が、 高座を設けるためのお道具を車でとりにうかがって、会場に運び入れました。 奇しくも、今日は討入の日です。新しくNHK大河ドラマの主人公に決まっている新島八重の物語に続いて、 赤穂浪士・赤垣源蔵のお話を語っていただきます。 では、どうぞよろしくお願いいたします。


講師 渥美雅子(高座名・渥美右桜左桜)さん

講師プロフィール

渥美雅子(高座名・渥美右桜左桜) 静岡県浜松市生まれ。1963年中央大学法学部を卒業後、千葉県の女性弁護士第一号に。 家族、遺産相続、DV(ドメスティック・バイオレンス)などの問題を担当、人生相談の回答者として、 柔軟な考え方と歯切れのよい回答で人気。千葉県人権問題懇話会委員、千葉県公害審査会委員を務める。 法律事務所の会議室に高座をもうけて講談師を招き、「渥美講談塾」を開設。

講演や執筆も多く、著書に「たそがれ法律相談」(講談社)、「子宮癌のおかげです」(工作舎)、 「熟年のための法律入門」(岩波書店)、 「別れる夫婦 別れない夫婦」(成星出版・共著)、 「性愛」(柏書房・共著)ほかがあります。女性と仕事の未来館館長、NPO法人高齢社会をよくする女性の会監事ほか。 2005年男女共同参画社会づくり功労者内閣総理大臣表彰。


「其の壱 ハンサム・ウーマン新島八重」
渥美矢梅、渥美右桜左桜

江戸から明治への転換期、日本各地で起きた戊辰戦争。会津若松では、女丈夫・新島八重が戦いの指揮をとった。 戦いには敗れたけれども、八重はのちに新島襄と結婚し、京都に同志社英学校(現同志社大学)を創立する。
八重の数奇な運命を渥美右桜左桜さんと渥美矢梅さんが、講談にてご紹介。

渥美雅子(高座名・渥美右桜左桜)さんと渥美矢梅さん 渥美雅子(高座名・渥美右桜左桜)さん
大熱演の渥美雅子(高座名・渥美右桜左桜)さん 畠山梅風さん

矢梅

「弘化二年と申しますから一八四五年、第十三代徳川家達の時代、折しも倒幕に向けた動きが次第に高まってゆくなか、 会津若松において、ひとりの女の子が産まれました。 これが山本八重、のちに新島襄と結婚して同志社大学を創設する新島八重でございます。 父の名は山本権八、母の名は咲、信玄の軍師・山本勘助の流れを汲む家柄でありました。 八重は、十九歳年上の兄・覚馬と二歳年下の弟・三郎とともに育ちますが、生来お転婆で男勝り。 自分の家の蔵からこっそり鉄砲を持ち出して、」

(八重、鉄砲を撃っている。何かに命中したらしく走り出す)

右桜左桜

「うわあっ、やった! とと様、かか様、見てください。うずらでございます、一発で射止めましたぞ」

「うーむ。おまえが男であったらのう。惜しいことじゃ」

「けど女子(おなご)が、そのようなことばかりしておっては嫁のもらいてがねぐなっちまいます」

矢梅

「と、父や母は驚いたり、心配したり

(中略)

右桜左桜

「昭和七年、八重は八十八歳で亡くなりました。 八重の人生を顧みるとき、会津で育ち、会津で武器を持って戦った二十四歳までの人生、新島襄と結婚し、 キリスト教の布教に全国を駆け巡った十四年間、そして、襄亡きあと、もっぱら奉仕活動にエネルギーを注いだ四十年間、 八重はいつでも、どこでも『闘う女』でありました。 逆風満帆。 その八重を評して、夫の襄は、『行いがハンサムな女性である』といっていました。 けだし名言です。 ハンサム・ウーマン新島八重。これにて読み終りとさせていただきます」


「其の弐 赤垣源蔵徳利の別れ」  
   畠山梅風


畠山梅風さん 赤穂四十七義士の名前入りのれん


講談を終えて(渥美右桜左桜)

熱心に聞き入る聴講生の皆さん 「講談は、本来ひとりで語る話芸ですが、講談発祥の地の中国では、2、3人で語ることも珍しくありません。 楽器をひきながら、浪曲のように語ったりもします。 そのやり方をちょっと真似てやってみたのが今回の2人講談です。 掛け合いでやりますので、2人の意気があわないと間が抜けてしまいます。意気をあわせるのが大変です。 お互いの時間をやりくりして、お稽古時間を捻出しています。

講談は、以前から親しくしていた講談師の宝井琴梅・琴嶺先生のご協力を得て始めて、渥美講談塾も開設しました。 塾生の平均年齢は60代、80代もいます。常時30人ほど、古典から現代ものまで演目はさまざまです。 年1回の発表会のほか、ボランティアで老人施設への出前公演も行っています。 海外公演も、これまでアメリカ、中国、ブラジルなどへ行きました。
今後ともよろしくお願いいたします」



講座企画・運営:吉田源司
テキスト製作:吉田悦花
写真撮影:河野成夫・吉田悦花
HTML制作:上野治子

本文はここまでです

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