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NPO法人 神田雑学大学 定例講座 2013年7月19日 No656  


講義名 SPオリジナル盤で聴く(唄う銀幕スター特集)



講師 落合敏也


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講師の落合敏也さん

●落合歌謡ライブラリー●

●僕は天下の人気者

清水みのる詞・竹岡信幸曲・古川ロッパ唄 (2分58秒)

発売:ポリドール2059A、昭和9年5月

歌い出し:僕は天下の人気者 顔の四角は生まれつき

★歌っている古川ロッパは、当時浅草に「笑いの大国」を主宰、
無冠の帝王と云われて喜劇界に君臨、庶民の大喝采を浴びていました。
明治製菓の依頼で企画されたレコードで、三番の歌詞にずばり「明治のキャラメル」が出てきます。

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●大江戸出世小唄

湯浅みか/藤田まさと詞・杵屋正一郎曲・高田浩吉唄 (2分44秒)

発売:ポリドール2167A,昭和10年6月

歌い出し:土手の柳は風まかせ 好きなあの娘は口まかせ

★松竹映画「大江戸出世小唄」(監督・大曽根辰夫、主演・高田浩吉/光川京子)の 主題歌として制作・発売されました。

映画がトーキーになって、主演俳優が喋るばかりでなく歌まで唄うという画期的な作品でした。 当時25歳の高田浩吉は、日本で最初の歌う映画スターとして地位を確立し、 文字どおり映画ファンの耳目を集めました。

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●初恋日記

高橋掬太郎詞・江口夜詩曲・松平晃/伏見信子唄 (2分53秒) 発売:コロムビア28701A 昭和11年1月

歌い出し:青木蔭の夢は はなの木蔭の夢は

★新興キネマ映画「初恋日記」(監督・田中重雄、主演・伏見信子/松平晃/清水将夫)の主題歌として制作発売されました。

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●銀幕ぶし

藤田まさと詞・山田栄一曲・田中絹代唄 (3分22秒)

発売:ポリドール2235A,昭和11年1月

歌い出し:嘘とまことが壁一重なら 好きと嫌いも紙一枚よ

★東海林太郎の「雨の夜船」に田中絹代が台詞を入れていますが、 これが日本での人気歌手と人気俳優の組み合わせレコードの第一号でした。 「雨の夜船」がヒットし、評判が良かったので、「こんどは台詞ではなく、歌を吹き込んでみたら」と 尻込みする田中絹代を口説いて歌わせたのがこの作品です。

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●エノケンのダイナ

サトウハチロー訳・S.H.Lewis曲・榎本健一唄 (2分47秒)

発売:ポリドール2341B,昭和11年10月

歌い出し:ダンナー のませてちょうダイナー

★もともと歌が好きで、オペラ歌手になりたくて柳田貞一に弟子入り、喜劇役者として人気者になっても、 舞台では必ず歌っていましたし、映画に主演しても主題歌を自分で入れていました。 それほどまでにエノケンと歌は切っても切れないのです。

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●宵待草

竹下夢二詞・西条八十補作・多忠亮曲・高峰三枝子唄 (3分11秒)

発売:コロムビア29902A,昭和13年10月

歌い出し:待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ

★松竹映画「宵待草」(監督・佐々木康、出演・高峰三枝子/夏川大二郎/三浦光子)の主題歌として制作するに当たり、 西条八十が二番の詩を追加しました。高峰三枝子は、東京の渋谷生まれ、 父は筑前琵琶の高峰筑風で小学校の頃から厳しく琵琶を仕込まれた。 昭和11年春、東洋英和女学校を卒業した翌月に父が脳出血で急死、家族を養うため父の友人の紹介で松竹に入り女優になりました。

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受講生の皆さん

●紅い睡蓮

西条八十詞・古賀政男曲・李香蘭唄 (3分25秒)

発売:コロムビア100101B,昭和15年10月

歌い出し:花の北京の灯點し頃を 妾しゃ夢見る支那娘

★東宝映画「熱砂の誓い」(原作/監督・渡辺邦男、出演・長谷川一夫/李香蘭/江川宇礼雄/水町康子)の 挿入歌として制作・発売されました。李香蘭は、テイチクからコロムビアへ移籍し、 この歌のヒットで流行歌手としてもスターになりました。

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●牡丹の曲

西條八十詞・服部良一曲・山田五十鈴唄 (3分05秒)

発売:コロムビア100293A、昭和16年7月

歌い出し:紅い牡丹の花びら染めた 踊り衣裳が涙で濡れる

★東宝映画「上海の月」(監督・成瀬巳喜男、出演・山田五十鈴/大日方伝/大川平八郎)の主題歌として制作・発売されました。 映画は上海でロケが行われ、中国女性に扮した山田五十鈴の中国服が似合ってユニークなお色気があふれていました。

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●千代の唄

佐伯孝夫詞・清水保雄曲・月丘夢路唄 (2分45秒)

発売:ビクターA4351B,昭和17年10月

歌い出し:青い夜風のかなしさに ひとり涙が流れくる

★大映映画「新雪」(原作・藤島桓夫、監督・五所平之助、主演・水島道太郎/月丘夢路)の主題歌として制作・発売されました。 月丘夢路は、宝塚出身で大映に入社し「新雪」がデビュ映画で、「千代の唄」はレコードでもデビューでした。
(ここでは特別に、映画館用の宣伝盤を使用しています)

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●お使いは自転車に乗って

上山雅輔詞・鈴木静一曲・轟夕起子唄 (3分17秒)

発売:コロムビア100687A 昭和18年2月

歌い出し:お使いは自転車で 気軽にゆきましょ

★東宝映画「ハナ子さん」(原作・杉浦幸雄、監督・マキノ正博、主演・轟夕起子/灰田勝彦/高峰秀子/山本礼三郎)の 主題歌として制作・発売されました。杉浦幸雄の漫画のハナ子さんは、轟夕起子をモデルしただけあってそっくりでした。 轟夕起子の明るい健康的な歌唱で人気でした。

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●銀座カンカン娘

佐伯孝夫詞・服部良一曲・高峰秀子唄 (2分47秒)

発売:ビクターV40256A 昭和24年7月

歌い出し:あの娘可愛いやカンカン娘 赤いブラウス サンダルはいて

新東宝映画「銀座カンカン娘」(監督・島耕二、主演・高峰秀子/灰田勝彦/岸井明/笠置シヅ子)の主題歌として制作・発売されました。 映画は、山本嘉次郎の脚本で流行歌手が多数出演する音楽映画でした。

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●女性三重奏

西条八十詞・万城目正曲・淡島千景唄 (2分52秒)

発売:コロムビアA941A,昭和25年9月

歌い出し:幸福はいつも遠く逃げてゆく 伸ばす手に熱い涙のこし

★松竹映画「女性三重奏」(監督・佐々木康、主演・淡島千景/津島恵子/月丘夢路)の主題歌として制作・発売されました。 映画は松竹の十八番の女性映画でした。淡島千景は、宝塚歌劇団出身で松竹入社、「てにやわんや」で銀幕デビューしました。

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●男の夜曲

藤田まさと詞・舟尾勇雄曲・鶴田浩二唄 (3分27秒)

発売:ポリドール2033A 昭和25年11月

歌い出し:灯がぬれてる雨が降る 淋しい街だよこの街は

★当時の人気映画俳優は、佐田啓二・高橋貞二そして鶴田浩二でした。その鶴田浩二にレコードデビューを勧めたのは、 戦前に高田浩吉を流行歌手にした藤田まさとでした。


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●百万ドルのえくぼ

佐伯孝夫詞・利根一郎曲・乙羽信子唄 (2分28秒)

発売:ビクターV40547B、昭和26年1月

歌い出し:誰か私の恋人にならないかナ・・・

★大映映画「処女峰」(原作・富田常雄、監督・木村恵吾、主演・上原謙/乙羽信子)の主題歌として制作・発売されました。 宝塚歌劇のスターから「百万ドルの笑くぼ」と鳴り物入りで映画入りをした乙羽信子のデビュー作品です。

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●いろは小唄

野村俊夫詞・上原げんと曲・中村錦之助唄 (3分18秒)

発売:コロムビアA2076A,昭和29年8月

歌い出し:待ちわびて今の今まで恨んでいたが サッサ

★東映映画「唄ごよみ、いろは若衆」(原作・子母澤寛、監督・小澤茂弘、主演・中村錦之助/千原しのぶ)の 主題歌として制作・発売されました。東映は、この年から専門館の獲得を目指して二本立て興業を強行し、 徹底した娯楽映画を量産しヒットさせました。

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●かんかん虫は唄う

萩原四朗詞・大久保徳次郎曲・勝新太郎唄 (3分02秒)

発売:テイチクBL5003A,昭和30年10月

歌い出し:青い空から雲が湧く 碧い海から波が噴く

★大映映画「かんかん虫は唄う」(原作・吉川英治、監督・三隅研次、主演・勝新太郎/峰幸子)の主題歌として制作・発売されました。 「かんかん虫」は、船の錆を落す作業者のことで、船腹にぶら下がってハンマーでカンカンと叩く仕事から、そう呼ばれています。

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講演をする落合敏也さん

●黒頭巾ぶし

佐伯孝夫詞・渡久地政信曲・大友柳太朗唄 (2分17秒)

発売:ビクターV41499A 昭和30年12月

歌い出し:みなさんお好きは 何じゃいな

★東映映画「御存じ怪傑黒頭巾〜危機一髪」(原作・高垣眸、監督・内出好吉、主演・大友柳太朗/堺駿二/喜多川千鶴)の 主題歌として制作・発売されました。大友柳太朗は、戦前に新興キネマ映画「元禄女大名」の主題歌「花影小蔭」を吹き込んでいます。

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●湖水物語

西条八十詞・古賀政男曲・山本富士子唄 (3分24秒)

発売:コロムビアA2530A,昭和31年3月

歌い出し:白いヨットは岬に消えて わたし一人が草の上

★山本富士子は、昭和25年に「ミス日本」に選出され、28年に大映に入社し「花の講道館」で銀幕デビューをしています。 この曲は、デビューレコードで、古賀政男の美しいスローテンポのタンゴを見事に歌っています。

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●名月浪人ぶし

弾正あきら詞・佐伯孝夫補・吉田正曲・東千代之介唄 (2分32秒)

発売:ビクターV41605A、昭和31年9月

歌い出し:野暮な裃さらりとぬいで 花のお江戸の素浪人

★雑誌「平凡」募集の入選詩で、吉田正が曲を付けています。東千代之介のデビューレコードですが、 さすが清元・端唄の素地があるだけに,無難に渋い声で歌っています。

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●狂った果実

石原慎太郎詞・佐藤勝曲・石原裕次郎唄 (3分05秒)

発売:テイチクG7777A 昭和31年9月

歌い出し:夏の陽を浴びて 潮風に揺れる花々よ

★日活映画「狂った果実」(原作・石原慎太郎、監督・根岸吉太郎、主演・石原裕次郎/北原三枝)主題歌として制作・発売されました。 作詞は、原作者で石原裕次郎の兄の石原慎太郎がペンをとっています。デビューレコードの番号も特番です。

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●泣きとうござんす

田村一詞・吉川静夫補・吉田正曲・大川橋蔵唄 (2分50秒)

発売:ビクターV41635A、昭和33年3月

歌い出し:風に吹かれて夕焼けがらす 塒ほしかろ恋しかろ

★雑誌「平凡」募集の入選詩で、吉田正が曲を付けています。 曲は、長脇差に三度笠のやくざが故郷を偲びつつ旅から旅の情景を、中村錦之介・東千代之介に続いて 東映の若手三羽鴉の一人大川橋蔵が唄っています。

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吉田源司統括理が感想を話されているところ

●聴き終えて(吉田源司 統括理事)

落合さん、ありがとうございました。みなさん、いかがでしたでしょうか? 

今年3月から始まった「歌謡ライブラリー」、今宵は第3回目です。 時代を彷彿とさせる絶妙な解説と相まって、感動的な歌声に酔いしれる夏の夕べ。 ぜひ、みなさんのおひとり1人のご感想を、一言ずつで結構ですから、お寄せいただけますと幸いです。

また、あらためまして「SP盤で聴く昭和歌謡史」の講座を持ちたいと思います。 次回は、みなさんの感動が薄れないうちに、歌と歌との間に、みなさんのコメントをはさんで進行してもよろしいかなとも考えております。
本日は、2時間にわたりおつきあいくださり、まことにありがとうございました。



講座企画・運営:吉田源司
テキスト製作:落合敏也
会場写真撮影:飯嶋重章
HTML制作:上野治子

本文はここまでです


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